山ネズミと谷ネズミ
山ネズミと谷ネズミが初めて出会った。
世間話を始めた山ネズミ「近頃はかすみが多くて食べものに不自由しない ねぇ」
谷ネズミは何言ってんだという顔で
「曇続きでやりきれないよ。早く梅雨が明けないかな」
山ネズミ「梅雨って何のこと?」
何故か話が通じなかった2人は、お互いに相手を話のわからんやつ だと思いながら別れた。
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こういうバッドエンドをすべからくハッピーエンドに変えるのが私のミッ ションではないかと最近思っている。
しばらく前までは「言葉の壁をなくす」だったけれど、お互い同じ言葉を 使える場合でも似た壁が存在していて、バッドエンドに終わってしまうこ とがあるらしいことに気付いた。それはたぶん常識の壁と言う。
上の話の山ネズミはこれからも似た体験をし続ける。何故なら彼のように 霞を食って生きてるネズミは少数派であり、ネズミ界で生きている限り、 出会うネズミは大多数が梅雨を憂いながら日々を過ごしているからだ。
山ネズミは山で一生過ごしていればいいという話もあるが、何か違う気が している。山の常識と谷の常識が混じり合った方がネズミ界の進歩につな がるんじゃないか、というのが今の所考えている理由だけれど、結局ネズ ミである以上つながっていたいのかもしれない。
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